年4回予定している亀城公園自然観察会の春の企画「テーマ:もうはるです」に参加してきた。
低気圧接近のため、昨日までの暖かさから一変して肌寒い曇り空であった。
「春」を探しながら園内を散策したあと、境川堤防からカモ類の観察をした。
松の大木に懸けられたカラスの巣を双眼鏡で観察。巣材として人工物を利用することが知られているが、この巣では白い洗濯ばさみが見られた。サザンカとツバキが隣り合わせで植栽されていたので花の構造を見比べてみた。これも植栽だがシデコブシを観察。例年なら咲いている頃だが、2月が寒かったためか、まだ蕾の状態であった。成虫で冬を越すキタキチョウやアカタテハを期待したが、寒さが戻り姿を見せず。オオイヌノフグリなどは花を閉じてしまっていた。キュウリグサとハナイバナの花を比べることはできた。スズメノヤリの雌性優先の様子を見ることもできた。毎年の定位置にはマツバラン。二叉に分岐している様子をみた。
カモの観察のために境川の堤防に上がった。いきなり、カンムリカイツブリの夏羽個体を見ることができた。美しい! あちこちでオカヨシガモ、コガモのペアが泳いでいた。仲良く北へ帰るのだろう。キンクロハジロはもいたけれど、まだ数羽の群れでいた。堤防に河津桜の若木が花をつけていた。植栽とは思えない位置に生育していて、なぜそこにいるのか不思議だった。帰路の河川敷ではツグミ。今年は少ないと言われているが、3月になり目にすることが多くなった。
日差しがあれば、昆虫たちにも出会えただろうけど、個人的にはカンムリカイツブリの夏羽で大満足した。
今後の予定は
5月17日(土):夏の兆し
10月18日(土):秋見つけ
12月20日(土):冬の訪れ






















