日 時:2024年10月5日(土)晴 9:00~12:00
テーマ:789mで秋の花を見よう!
参加者:7名

雨が上がり霧がなびく山頂駐車場。お天気が良くないので参加者は少ないけど和やかなムード。すぐそばの木にエナガの群れが来て歓迎してくれた。まず、社務所の横のトイレへ。周辺のヒノキの樹皮が剥がしてあり、雨に濡れて赤く光る木の肌が鮮やかで目を引く。どこかの屋根になるのかな?ここの神社なのかしら?さっそくエンシュウハグマを探します。今にも咲きそうなピンクの蕾がたくさん。やっと咲いてるのを見つけてカメラでパチリ。クルクルしてかわいい。数年前はもっと一面に咲いてたのに、とのこと。ツルアリドオシの赤い実も。キッコウハグマもまだ蕾で咲いてるのは少し。モミノキの根元にウスタケ。菌根菌という言葉を聞いて早口言葉みたいと。 笑ってしまった。湿地に入ると一面!草紅葉のように赤く染まっていてビックリ。カリマタガヤという細いオヒシバに似た草が濃いピンクに群生していたのです。「初めて見た」という声多く、今日の目玉のひとつ。水たまりには、ヒメジソ、コケオトギリ、ボントクタデ、ニッポンイヌノヒゲ、ヤマイ、ホタルイ、アカバナなどの小さな花がいっぱい。クリンソウとミズバショウの小さな株は植えられたもののようだ。トンボのヒメアカネが地面から30cmほどの低いところにたくさん群れていてちょっと不思議な光景。数年前まであったというミカエリソウを探して歩いてみてもあるのは鹿の食べないマツカゼソウ、オニルリソウ、シダばかり。ミカエリソウも鹿に食べられてしまったかとしばし鹿談義。私は罪のない鹿を殺すのはとても嫌なのだけれど、草の無い土がむき出しの山を見ると混乱します。草がないと虫がいなくなり鳥がいなくなる。太陽光発電や造成、採石などで山が削られているのをよく見かける。鹿のせいにしてよいのかな?そんなことを思いながら見上げると桜の木にナミギセルという陸貝がぶらさがっていた。樹齢千年の御神木の杉木のそばの石垣に見たこと無いようなたくさんのこけがびっしり。ルーペで覗くと葉の縁に鋸歯が無いキヨスミコケシノブと鋸歯のあるコウヤコケシノブが隣り合った石垣と木の樹皮にありました。山頂の方に行くとシロモジのまだ青い実。何故か木の上に梨の実も。ヤマナシではなく果樹の梨が何らかの理由ではえているのではないかな?食べてみると味はないけど梨!フェンスの中にアキノタムラソウ、ゲンノショウコ、スズカアザミ、カワラナデシコ、ヒヨドリバナ、テンニンソウ。フェンスの中にあるということはフェンスの外では鹿に食べられてしまっているということなのかな?ススキの根元にナンバンギセルのピンクの可愛い花を見つけて今日はおしまい!楽しかった!
