日 時 :2024年10月12日(土)9:00~12:45
参加者 :7名
テーマ :秋の花々を楽しもう
みなさまこんにちは。2024年度の第3回岡崎東公園・小呂湿地しぜんかんさつ会を、気持ち良い秋晴れの中、開催することができました。
9:10に東公園北駐車場を出発しました。まず、歩き出して早々に見つけたのは、モグラの穴(?)です。濡れた土に空いた穴に木の枝を入れてみると…どんどんと奥へ入っていきます!そのすぐ近くには、イノシシの足跡も!まだ駐車場を出発していない段階で、多くの生きものの痕跡が見つかりました。
モグラの穴?

足跡だ!

そして、歩いていると目につくのは、各種どんぐりです。秋らしいですね。また、「巨大な猫じゃらし」のような植物が目に入ります。参加者の皆さんに、「ウニ!」「クリ!」といった一発芸を伝授しました(笑)。このチカラシバという植物は、穂を下から勢いよく上に引っ張ると、綺麗に種がついた部分だけが取れて、それが「クリ」や「ウニ」のように見えるのです。

ジョロウグモを多数観察したり、クズが繁茂している場所で多くのイナゴ類を観察したりしながら、ゆったりと小呂池に向かいました。小呂池では、まだハゴロモモ、スイレンといった夏の花が咲いていました。今年の暑さを象徴する景色ですね。また、在来種のニホンイシガメを観察することができたのですが、餌付けされており、改めて「自然」の概念を考えさせられました。
小呂湿地には11:00ごろの到着となりました。湿地の中では、サワヒヨドリ、サワギキョウが見頃を迎えていました。今回のかんさつ会では、湿地やその保護の役割についても、考えていただきました。まず、湿地が「貧栄養」の場所だ、ということに、驚きの声が上がりました。また、湿地の全景を見るだけでなく、「小さな生きもの」にも、じっくりと目をこらして観察することができました。
サワヒヨドリがたくさん咲いています

帰り道は、お気に入りのいろんな「実」を手に持てる範囲で拾おう!というテーマで歩いていきました。途中では、いろんな実を見つけようとする中で、イモムシのマンションを見つけました! シンジュ(ニワウルシ)を食べる、シンジュキノカワガの幼虫のようです。
最後に、拾った実を見せ合いました。いろんな実を見比べてみると、大きさの違いや、自分が想像していなかった「実」が見られ、じつは、全く違い種類の草木がつけた「実」が、同じ形だという発見もありました。具体的には、松ぼっくりの中にある種と、イロハカエデの種が、まったく同じ形だという発見がありました。
実を見せ合い

次回は、2025年2/8(土)「真冬の自然を観察してみよう」を開催します。アカガエルの卵や、小呂池では、複数種のカモを観察できそうです。寒い中ではありますが、ぜひご参加ください。
開催概要 年4回 2,6,8,10月第2(土)開催「岡崎市東公園・小呂湿地しぜんかんさつ会」 9-12時 岡崎市東公園北P 集合 荒天中止 参加費 100円 (高校生以下無料) 主催:西三河自然観察会 (愛知県自然観察指導員連絡協議会 西三河支部)